今日は消臭のお仕事です。
賃貸マンションに引越予定の方からの連絡で入居前にタバコの臭いを何とかしてお欲しいという依頼でした。
聞いてみると、部屋の掃除とクロスの張替えは大家さんがしてくれたとのことですが、臭いは出来ないと言われたそうです。
まあよくある話で、タバコの臭いであれば気になる方に取っては気になってもあまり気にならない方も多くいるというのが実情です。
なので、入居前に大家さんが消臭するというのはあまり例が普通の事です。
あるとすれば、退去時にあまりひどい場合は消臭をということは時々有ります。
そんなことで、今回のお客様もそれじゃ自分でしますという事になったようです。
実際に現地に着いてみると、季節がら暑いという事も有り、ドアを開けた瞬間に臭いがしてきていました。
さらに、もっとすごいのはエアコンの臭いでした。
クリーニング済みと書いた紙が張ってあるのですが、タバコの臭いとカビが混じった臭いがぷんぷんで、本当に掃除したの?という感じでした。
分解清掃でなく、フィルターの掃除だけだったのか?と思うくらいでした。
さっそく、消臭作業に取りかかりました。
まず、オゾン反応の促進剤となる消臭剤を霧状にポンプレッサーで壁天井に噴霧します。
もちろんエアコンカバーも開けてフィルターやファンにも運転しながらたっぷりと吸い込んでもらいました。
トイレでもタバコを吸っていたようなのでこちらも、さらに下駄箱やキッチンの収納などタバコ以外の臭いのしそうなところへも促進剤を噴霧します。
なぜかというと、オゾンは消臭だけでなく除菌や防カビすごいのでついでに予防しようと言う考えです。
前処理が終わったとでいよいよオゾン発生器でオゾン燻蒸です。
しっかりと窓をしめて送風機で空気が部屋全体に循環するようにしてスイッチオンです。
オゾンを発生させたら室内にいる事は出来ません。
強力なオゾンの力で自分自身が酸化してしまいます。
そこで、タイマー運転してもらって全員が退避します。
今日の広さでは約1時間と思ったので余裕をみて1時間半にしてしばし休憩です。
タイマー終了に合わせて戻って、機械を停止して窓を前回に開けてオゾンを放出します。
もうこの状態でタバコの臭いは全然感じません。
エアコンの臭いも全く消えて無臭状態です。
オゾンによる瞬間消臭はこれで終了ですが、臭いというものは壁や天井の奥底まで染込む事が少なく有りません。
そうすると表面の臭いが消えても、おくからじわじわと発生する事もあるのです。
そのために、当社では長期消臭コーティングとして無光触媒のオキシアップをオプションで実施しています。
仮に壁の奥から臭いがわいてきてもコーティングがそれを分解してくれるようにしているのです。
先ほどのキッチンや下駄箱にもこのコーティングをすることで。靴の臭いやカビの防止にもつながるのです。
もちろん、エアコンの内部にもたっぷりとコーティングです。
これにて予定の作業終了で、丁度お客様も戻っていらっしゃって、消臭効果をとても喜んでいただきました。
帰りに大家さんとも会って作業のことを報告して、そんな方法もあるんだという話になりました。
今度お掃除の時に連絡しますという、うれしいお言葉も頂戴しちゃいました。
お掃除とオゾン消臭ついでにクロスを張替えないで再生するクロスメイクの宣伝までさせていただきました。
まだまだ。浸透していない手法なので今後も、情報提供をどんどんして行かなければと思いました。
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