ここ最近秋が急に深まって涼しくなってきました。
そうすると暑い夏に問い合わせが多かった臭いの問題がかなり少なくなります。
涼しいとあまり臭いが気にならないと感じた事は有りませんか?
じつはこれは物理の公式で証明されています。
理想気体の状態方程式=PV=nRT
多分みなさん見た事があると思います。
簡単に言うと圧力と運動速度の乗数つまりエネルギーは温度に依存する事になります。
つまり温度が上がると分子運動が盛んになるということでこれが臭いが増す原因と言う事が出来ます。
さて、現実には臭いがあまり気にならないならそれで良いじゃないか?
短期で見るとそうなんですが、よく考えてみると来年また夏が来るのです。
つまり、一部表面のタバコの臭いは薄れるかもしれませんが、タバコの臭いはクロスの下地まで奥深く染込むもので、それは簡単に消えるものではありません。
来年の夏にまた臭いがしてくるとうことは十分に考えられます。
その時に消臭工事はどうするのか?
出来ない事はないのですが、すでに入居済で家具等が有って生活しているとクロスの張替えは容易ではありません。
オゾンの燻蒸はできても、無光触媒のコーティングは家具が有るとしにくくなります。
といことで、クロスを剥がして徹底的に消臭するとなると、通常の金額に比べると相当の割り増し料金になります。
クロスの張替えは2倍くらいするんじゃないのでしょうか?
それでは、クロスを剥がさずに消臭工事となると、出来る事はできるとして精度はクロスを剥がして直接に下地にアタックするよりは落ちてしまう可能性もなきにもあらずです。
このリスクを考えると、涼しくなってタバコの臭いがそれほど気にならないとしても、明らかにタバコの臭いが存在するのであればクロスを剥がしてまで消臭工事をするかどうかは別にしてしっかりとオゾン燻蒸と無光触媒のコーティングは実施しておくべきかもしれません。
もしも、費用を削減と思うのであれば、オゾンは後日でもできない訳ではないので、無光触媒だけを施行しておくという手もなきにしもあらずです。そして、来年の夏に臭いが気になるようであればその時にオゾンという事も考えれますが、涼しいからといってそれほど気にならない程度のタバコの臭いであれば来年オゾンが必要になる事は考えにくいと思います。
タバコ臭の消臭は奥が深いので今一度考えてみる必要が有るかも知れません。
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