光触媒で何が起こっている?

消臭は光触媒の原理を利用しています。

それでは光触媒ではいったいどんなことが起こっているのでしょうか?

表面にコーティングした酸化チタンなどの光触媒に有機化合物が接触し、そこに光が当たると有機化合物に含まれる全部の炭素が全て二酸化炭素になるまで酸化分解されます。またこの光触媒反応により表面が親水的になります。

酸化と還元は対になっています。
酸化は電子を奪われる事を言い、還元は物質が電子を受け取る事を言います。

酸素と結びつく酸化や水素と結びつく還元も実はこの電子のやり取りが基本なのです。

通常の化学反応はこの酸化還元反応がほとんどで、生物が生きて行く上で重要な植物が光によって行う光合成も実は酸化還元反応に他ならないのです。

光触媒で重要なのは、通常の化学反応は何らかの酸化剤や還元剤がきっかけとなり化学反応が行われるので、酸化なり還元なりが行われると副産物が発生します。

ところが、光触媒は不思議な事に副産物は何も残らないのです。
つまりこれは何を意味するかというと光自体がこの酸化剤・還元剤の役割を果たしているので何も副産物が残らないのです。

化学反応に何もいらないし、副産物も何もないつまり光触媒は非常にクリーンな反応という事が言えます。

裏をかえせばこれが安全性の基本中の基本とも言えます。

この考え方が当社が使っている無光触媒の基本であり研究の出発であったわけです。

光と特に紫外線が反応に必要というのが出発であったわけですが、そこから色々な研究がなされて紫外線でなく普通の光、可視光でも反応をするように、さらには光がなくても酸素が有れば反応するようにと研究が進んで行きまいた。

結果として、当社が使用しているのはこの中で光を必要としない酸素だけが有れば化学反応してくれる無光触媒という事なのです。

消臭コーティング剤オキシアップの原理

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