都内一等地では物件の建てられた時期にもよりますが、新築時の価格よりも中古になった現在のほうが価格がアップしているものが少なくありません。
特に23区内の人気のある駅の周辺ではその傾向が顕著であり、2倍とは言わないまでも1.5倍以上になっているものも多くあります。
場所が場所だけに価格はというと2億超えも少なくなく一般庶民の最初に買う物件としてはとても手が届くものではありません。
つまり、購入する側は業者さんであるとか、不動産投資に長けた個人の方がターゲットになります。
そうした時に商品としての価値で購入するわけなので、物件に期待するレベルも高いのです。
その中で最近特に注目されているのが臭いの問題です。
タバコを吸わない方が増え、会社やいろいろな施設でもタバコの臭いがしないのが当たり前になってきています。
なので、タバコの臭がするとそれがおおきねなマイナスの材料になってしまうのです。
以前はクロスを代えればそれでよいというような感じでした。
でもそれだけでは臭いがクロスの奥底からじわじわと出てきて以前は多少のタバコの臭いはどこにでもあったので許されたのが昨今ではそれが許されなくなって来たのです。
つまりタバコの臭いはマイナスの評価なので臭いがしただけですぐに指し値(値下げ)の対象になってしまうのです。
これが数千万位の物件なら何十万というレベルかも知れませんが2億とかの物件なら1%でも200万です。
ということで、交渉の材料になりそうなものはできれば最初から無いようにしたほうが賢明なわけです。
これはペットの臭いやカビの臭いも同様で、汚れならクロスを張り代えれば済みますが臭いとなるそうはいきません。
是非せっかくの資産を売却するのであればできるだけ希望価格に近いところでできるようにマイナス評価となるニオイ対策には万全を期すことを是非オススメします。
コメントを残す