ペット臭除去の依頼はいろいろありますが今回はマックスレベルの例です。
大家さんにはとても気の毒な実例で夜逃げしたところが、実はペットを飼育しており、とんでもないことになっていたのです。
この画像で分かるように部屋中がおしっこし放題にしていたようで、床材がおしっこの酸で溶けるほどの状態になっていました。
こうなると、フローリングを剥がしたら下地までペットのおしっこが浸透していることは明らかです。
大家さんにはおそらく下地にもしっかり浸透しているはずで、その場合は最悪のスケルトンにするくらいの解体が必要ですと申し上げておりました。
案の定フローリングを剥がすと下張りにもしっかりおしっこが浸透しており、洗って落とせるようなレベルではありませんでした。
床に限らず壁もこのような状態だったので、中途半端にするよりいっそすっかり解体してスケルトン状態にして消臭を行うことになりました。
ここまで解体したらペットのおしっこのにおいはもうしないと思いますよね?ところがこれでもまだまだしっかりにおいがしているのです。
臭いというものは本当に奥の奥まで浸透するものなのです。
今回は通常の消臭剤だけでなく、バイオ系のものもフォグマスターで霧状にして全体に噴霧して、その後に一晩オゾン燻蒸しています。
ここまでして、やっとペットのおしっこのにおいが消えたかな?という状態に到達しました。
費用の方は、当社の消臭自体にかかる費用はしれていますが、解体工事やその後の改装工事を考えるととんでもないくらいの費用になります。
通常ここまでいくケースは裁判や弁護士の介入などが多いのですが、請求する相手がいればまだマシですが、今回のような夜逃げとなると請求先の保証人がしっかりしていれば良いですが、そうでない場合は泣き寝入りせざるをえないこともあります。
何れにしても、賃貸物件は貸さなければ収益を生まないので、臭いの問題が発生したらすぐに、客付けできるようにするにするこたが大事です。
コメントを残す