某大学を建築した大手デベロッパーさんから連絡がありました。
学生寮は禁煙らしいのですが、入居していた学生がタバコを吸ってたらしく、臭いを消さなければならなくなった。
親御さんの負担でクロスを張り替えたけど、臭いが残っていて困っているというお話です。
予算の問題も有り、あまり親御さんに負担はかけたくないというお話でした。
それで、どこまで臭いを消したいですか?という話をしたところ、完全にというほどではなくそれほど気にならない程度で良いということでした。大学としては親御さんに多くの負担を求めるのは本望ではないということでした。
それであれば、最初にご相談頂ければクロスが汚れたり、破れていたのでなければオゾン燻蒸だけで対応できたかも知れませんね?という話になりました。
そのデベロッパーさんはクロスの張替えのような小さな仕事に手を掛けれないくらい忙しいらしく、大学を建築したというお付き合いで対応しているみたいでした。
次から大学さんから直接連絡行ったらよろしくとのことでした。
それにしても、親不孝な話ですね。
おそらく地方から大学に入るために上京させてもらって、たばこをを吸ってたということでクロスの張替えをさせて・・・
タバコは室内禁止と言われてるなら吸わなきゃ良いのに、高い授業料を払ったと思って、今後の社会人生活で生かしてもらいたいものです。
さて、タバコ臭の消臭ですが当社が考えるには、期待する消臭のイメージによりどこまでするかということが決まります。もちろんそれにより予算も大きく違うわけです。
極端な話、多少臭いがあっても気にしないならば、放っておいて窓を頻繁に開けて空気の入れ替えをすれば事足りると思います。
最初は気になっていてもしばらくすると自分の生活の臭いがしてくるのでそのうち慣れるというわけです。
一方、タバコの臭いに拒否反応を示す方もいます。その場合はほぼ臭いが感じないレベルにしなければならないのでクロスを剥がして、オゾン燻蒸をして光触媒をコーティングしてというようなところまでしなければなりません。
他には予算に合わせて、それほどヤニが凄くなければクロスをそのままにしてオゾンと光触媒という方法もあるし、リフレッシュ程度ならオゾンだけでも有りかと思います。
売却で値下げ交渉の理由に臭いを言われたくない場合や、このチャンスを逃さずに入居者を決めたいなどの場合は戦略的に徹底した消臭をすることもあります。
要はご予算を伝えて、現場を見た上で相談すれば、期待する消臭度合いにより意外に安く収めることもできるというわけです。
コメントを残す