ある大家さんからの連絡で現地調査に行ってみるとキレイに室内はクロスや床が張り替えられている部屋でした。
なのですが、不思議な事に室内はタバコの臭いがプンプンでした。
原因はお掃除したのにもかかわらずにユニットバスのタバコ臭が凄くてそれがドアを開けた瞬間に室内まで臭いが充満するということでした。
ユニットバスのトイレで換気扇を回しながらタバコを吸っていたと思われ換気扇からもかなりタバコ臭がしておりました。
お掃除やさんは丁寧に掃除されていてキレイな状態に仕上がっており、タバコ臭の消臭は守備範囲外なので仕方なかったのでしょう。
通常当社は原因物質を除去していただいた後つまり掃除やクロスの張り替えなどが終わった状態でも臭いが残っているということで作業を開始するのですが今回はこのような事情から消臭作業の前処理としてユニットバスのタバコ臭の原因物質の除去を行ったわけです。
①何年もタバコを吸ってFRP製のユニットバスの壁にこびりついて茶色く変色している状態からタバコ臭の原因となるヤニを取り除くのは容易なことではありません。
②当然お風呂のお掃除でアルカリ洗剤や酸性洗剤などで使用しても取れなかったものなのですから少しテクニックが必要になります。
③今回は化学反応を徹底して使うように考えて湿布法で対応しました。薬剤をユニットバス全体に塗布してポリシートでシップしてまる1日化学反応させます。
この前処理の後は通常通りにオゾン燻蒸と無光触媒をコーティングして終了となりました。
今までは改装が終わってもタバコ臭が強いので内覧させられずにいましたが、これで内覧させられると大家さんも言っておりました。おそらく壁も床もキッチンもキレイに交換されていますので時間がかからずにすぐに入居が決まることでしょう。
ユニットバスで全入居者がタバコを吸っていて臭いが残っている大家さんはこの手法で対応すると入居付けにかなり有効ではと思います。
コメントを残す