不動産管理会社さんから連絡がありました。
内容はクロスを張り替えて綺麗にした状態で入居した方から部屋が何やら変な臭いがするというクレームが来ているので何とかしてほしいという内容でした。
現地調査をすると繁華街のど真ん中の7Fなので窓を開けるとダクトからの料理屋さんの臭いがしたりしているので最初はこれかなと思ったのですが、同じ階の違う部屋ではそんなことはないのでこれは違うということになりました。
とりあえず壁や天井が怪しいとのことでしたので、
①消臭剤の噴霧
②オゾン燻蒸
③無光触媒コーティング
により無臭の空間を作り後から出てくる臭いは光触媒で消してもらうという施工をすることにしました。
作業を進めるうちに、もしやと思って浴室の点検孔を開けてみると、事態は大きく変わったのでした。
おそらくカビの処理と思われる消臭剤などが点検孔に置いてありましたが、異臭がプンプン状態でした。
おそらく、クロスを張り替える時に浴室まわりがカビ状態で、浴室の点検孔の中もカビがひどい状態だったものを応急処置してそのままにしたものと思われます。
当初は応急処置が効いていたのかもしれませんが、時間が経つにつれて効果が切れて、点検孔の中の異臭が隙間を通じて部屋のあちこちに異臭をもたらしたのと思われます。
当初のオーダーとは変わってしまいましたが、点検孔の中を
を施工しました。おそらくこれでカビは一旦は死滅するものと思われます。
しかしながら、適度な温度を水分、栄養があるとカビは繁殖するのでその環境を作らないようにすることが重要です。
ということで、異臭の消臭処理は完了しました。
賃貸物件でクロスを張り替えるので大丈夫と言って契約して、入居してみたら臭いがするということが少なくありません。
これらは根本的な処置をしないでクロスの張替えだけでごまかそうということが原因なのです。
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