時々工務店さんからの依頼で事務所の原状回復工事の一環として喫煙所を普通の部屋に戻すケースがあります。
というのも、普通の家庭でタバコを吸って臭いがついたというのとレベルが違います。
仕事場でタバコを吸えない分喫煙所でスパスパとタバコを吸う訳です。
大概タバコは一人ではなく何人かで休憩方々吸うのでそりゃもうモクモク状態になるのが通例です。
当たり前の事ですが、クロスのみならず、換気口もエアコンもなにもかもヤニだらけになるわけです。
これを、通常のタバコの臭いのない状態に戻すと言ったら大変です。
ところが、事務所を退去するのにあたって、原状回復となるとクロスを張替えるくらいではとても元には戻りません。
普通に室内でタバコを吸っている程度であればクロスの張替えでそれほど臭いが気にならなくなったかもしれませんが、喫煙所は事務所に比べて狭くはありますが徹底した消臭工事が求められます。
当然のことながら
①クロスを剥がし
②下地に消臭工事(消臭剤噴霧後のオゾン燻蒸)
③クロスを張った後に無光触媒コーティング
④状況により換気口の上部の消臭施行
通常は①〜③は一般家庭と同じような消臭工事なのですが、ビルの場合は点検口が喫煙所のような倉庫部屋の上にあるケースも少なくありません。
そうすると、その部分にタバコの臭いが染込んでしまうとそちらも処理しなければならないこともあったりします。
いずれにせよ一般家庭と違って喫煙所の場合はむき出しのコンクリートの状態とクロスを張り終わったとの2度に分けて作業をすることになるので多少割高になってしまいます。
いずれにせよ、計画的にクロスを剥がした状態から作業を開始するとほぼ気にならない位のレベルへ臭いを低下させる期待はできます。
コメントを残す