入居者にタバコの臭いやペットの臭いをつけられた大家さん

オゾンと光触媒を使ったタバコ臭やペット臭の臭い消しの半額キャンペーンを実施したところ、想像以上の問い合わせや申し込みがありました。

その中で想像以上に多かったのが大家さんからの相談で入居者にマンションを(戸建て)貸して、退去したらタバコの臭いや内緒でペットを飼われていて臭いが残っていて困っているという話です。
多分悩んでいて行動に移していない大家さんも多いと思うので臭いに関しては皆さんで情報共有したほうが良いと思いましたのでブログにアップすることにしました。

実は当社は大家さんと同業なのです。
一棟もの7棟と戸建てや区分所有もろもろで80個室しています。
なので、大家さんの気持ちがよくわかります。

多かった相談は転勤で数年間マンションや戸建てを賃貸していて、帰任が決まって退去後の物件を見てびっくりという話です。
賃貸用の物件は管理会社任せで見に行かない大家さんも多いかと思いますが、自分が住む物件を貸していた場合はそうは行きません。

一番多いのがタバコの臭いが凄くてクロスを張り替えても臭いが消えない、とか内緒で犬やネコなどのペットを飼われて臭いが残っているということです。

管理会社の対応はというと臭いに関してはかなり違っています。
汚れに関してはガイドラインをモノサシにしていて判断も目に見えるのでわかりやすいと思います。

ところが、臭いに関してはガイドラインも一応タバコやペットなどは汚れと同様の記載がるのですが、目に見えないだけに判断が難しくなります。
中にはクロスを張り替えたんだからそれで良いんじゃないか?という方もいますが、事はそう単純ではありません。

もともと臭いのしなかった部屋の原状回復ですから臭いがなくするのが原状回復です。
臭いは経年劣化があるわけでないので大家負担などなく使用者の責任で臭いのない状態に戻すのが当たり前なのです。

以前は汚れていなければ入居する方もそれほど気にしなかったと思うのですが、昨今の禁煙ブームで会社や公共施設でタバコを吸わないのが当たり前になっていることからタバコの臭いがする空間に違和感を感じる方が激増しています。
なので、少しでもタバコやペット。カビなど何らかの臭いが残っていると、それだけで入居しにくい状態になってしまいます。言い換えれば賃貸物件の価値が経年劣化ではなく故意あるいは特別な使用により低下していることになります。

ところで、ガイドラインはそれが絶対であると勘違いしていませんか?
ガイドラインの位置づけとして次のような記載があります

その使用(ガイドライン)を強制するものではなく、原状回復の内容、方法等については、最終的には契約内容、物件の使用の状況等によって、個別に判断、決定されるべきものであると考えられる。

以上のことから、大家さんとしては通常の仕様では発生しないタバコの臭いやペットの臭いはガイドラインの定めの通り状況によって個別に判断、決定すべく事項だということを認識しておくことが重要です。

 

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