ペットを飼育していた中古物件の売買

気温の上昇とともに臭いに関する相談が増加してきます。

直近の事例でいうとペットを室内のペットルームを設けて飼っていたオーナーがその物件を売却する上での臭い対策です。

実はこの物件は素晴らしい物件で玄関脇にペットルームを作ってあるのです。
普通の方であればウオークインのシューズスペースのようなところをペットのための部屋としているのです。
もちろんきちんと防水仕様で掃除もしやすいように工夫されています。

つまり、ペット好きの方が住むには快適なように考えられているわけです。

しかしながら、ペットを飼育しない方にとっては玄関を開けた瞬間に、ものすごいペット臭で、思わず息を止めてしまうくらいなのです。

これでは、なかなか売却しようにも買い手が限られてしまいます。

そんなことで今回商談を進める上で、この臭をきちんと消せるか?ということでした。

もちろん気にならないように消臭除菌することは可能です。
ただし、次の要領で工事を進めなければなりません。

①壁や天井のクロスや床を剥がす
②消臭剤を噴霧する
③オゾン燻蒸
④無光触媒のコーティング

少し予算は必要ですが売買価格からしたら微々たるものなので、臭いが原因で値引き交渉をされるよりも臭いがしない状態に先に仕上げたほうが結果として断然お得なことが多いようです。
というのも何千万、時には億を超す物件で臭いが原因での値引き交渉は何十万ということはまずなくて通常数百万になるようです。

もう一つの事例は、まだ暑くなる時期に、マンションでペットを飼育していた物件を購入した方からの問い合わせです。

多少ペットの臭いがしたので室内全体のクロスとフローリングの張替え工事を行ったそうです。
引っ越した時は臭いは何も気になrなかったのですが、気温が上昇するに連れて居間の一角の床から臭いがしてくるとのことです。

これは、おそらく居間の過度にマーキングしたおしっこが幅木の隙間からフローリングの下にしみていったものを思います。
その状況で工務店が単純にクロスと幅木そいsてフローリングを張り替えるだけにしたためと思われます。
実施にフローリングの下までおしっこがしみていれば、きちんと消臭処理をしなければ、こうなっていしまうのです。

結局、一旦張ったものを剥がしてやり直さなければなりません。
すでに引っ越してしまっているので工事も面倒なことになりそうです。

寒い時の消臭工事は、あまり臭いがしないので簡単に済ませがちですが、おしっこに関しては床下に小指の爪ほどのしみがあるだけでも室内全体が臭いこともあります。
なので、床を剥がした時にしっかり確認をする必要があるのです。
普段、消臭工事に携わっていない大工さんにとっては初めて聞くことかもしれませんが、きちんと確認するのは重要なことなのです。

オゾンでペット臭を消す

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改装後の消臭コーティング仕上げ

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