カビ臭が消えないので床を剥がしたら漏水の後が

賃貸マンションのカビ臭除去を試みましたが、なかなかうまく行きません。
通常は当社の普通の工程を行うとほぼキレイに消臭できるのですが、
今回はちょっと違い原因物質がどこかに大量にあるものと推測されました。

普通のカビ臭を当社で施工する場合は

①カビ用の消臭剤
②オゾン燻蒸
③光触媒のコーティング

の3ステップでほぼ消臭できます。

今回はこの工程をしっかりしても、臭いは少なくなるもののでも何だか少しカビ臭が残っているという状況が続きました。

別の工程としてカビによく効くオスバンSという逆性石鹸も噴霧したり、通常の数倍オゾン燻蒸してもなかなか気にならないレベルには低下してくれません。

そんな状況で施主さんに連絡して臭いの一番臭いの強い玄関から廊下の部分を解体して頂きました。

やっぱり想定通り漏水の後がしっかり残っていて配管なども錆びていたということです。

おそらく前居住者が漏水をしてそれが床のみならず床下まで水がたまってしまってそこにカビが発生したのでしょう。

なので、オゾンや光触媒が床の下までは届かずに臭いを消し切れなかったということが言えます。

床にも光触媒はコーティングしましたが、その下に原因物質が大量に残ってたのでは、光触媒の消臭能力をこえるカビ臭の発生があって臭いが残ったということになります。

今回は改めてに消臭の基本は原因物質の徹底した除去であるということが裏付けられました。

なので、できるならば消臭時にはクロスなどはがせるものは剥がしてむき出しの状態での作業が望ましく、そうでない場合は臭いの原因物質が残るので消臭し切れないこともあるということが再確認されました。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です